スペース倶楽部vol.135(2017/07)
今月は「スペースセミナー2017皐月ご報告」についてご案内致します。
★★★『スペースセミナー2017皐月』ご報告★★★
5月27日(土)にスペースセミナー2017皐月を開催いたしました。
今回のテーマは「お悩み解決セミナー~将来の賃貸経営設計を~」と題しまして、新しいセミナーの形ということで、少人数による円卓にて和やかで話しやすい空間のもと開催いたしました。
第1部で、リクルートSUUMOの方より、エリア別のマーケット動向のお話がありました。今後問題視されている少子高齢化や増え続ける賃貸物件の背景の中、ここ数年で家賃相場が伸びているエリア・下がっているエリアを、間取りタイプ別にご説明頂きました。その後、弊社より今春の繁忙期のご報告をさせて頂きました。
トピックスとして、建物内見数は全体的に年々減って来ていますが、逆に内見してからの申込率が年々上昇していることなどがありました。今後の賃貸経営対策としては、入居して頂いた方・現在入居している方にいかに長く住んで頂くかということもポイントになってくるかと思います。
第2部では、今までの講義型とは違い、資産管理に目線を向けた「資産承継」「相続」「資産組換」「建物維持」の4つのテーマに分けた卓ごとによる、グループディスカッション形式にて実施いたしました。
卓の中に当社の社員が進行役として入り、更に卓のテーマごとに各専門家(税理士・司法書士・売買専門業者・リフォーム業者)も同席し、その場でオーナー皆様のご質問などにもお答え出来るスタイルで行いました。90分と長く時間を取ったつもりでしたが、時間が足りないぐらい話が尽きることはなく、オーナー様からも、「他のオーナー様の悩みや意見が聞けて良かった・面白かった」「少人数だったのでとても話し易かった」「問題解決の糸口が見つかりました」などのご意見を多く頂き、盛況のうちに終わりました。
新しい形のセミナーでしたので、当社として改善すべき点も多く見出せましたので、オーナー様にとってより良い形で今後も開催できるよう努めてまいります。
また2部の冒頭には、弊社代表の高山と西武信金にて、最近テレビ等でも特集を組まれ注目を浴びつつある、事業継承・相続対策・認知症対策の新しい仕組み、「民事(家族)信託」の必要性の概略を説明しました。
信託業法が大正11年の制定依頼82年ぶりとなる平成16年に大幅に改定となり、今まで主に信託銀行などの信託業者が行う業務向けの法律だったのが緩和され、家族間で信託契約を結び、それぞれのご家族にあったオーダーメイドで柔軟な財産管理や資産継承の形が作れる様になったのが特徴です。
家族間での話し合いも必要となる制度ですが、今回のセミナーでも「ご子息様が賃貸経営に興味が無い」「家族で話しをすることがほとんど無い」などのお悩みも多くありましたので、今後「家族信託」をテーマにしたセミナーも開催する予定でございます。
是非ご家族間の話し合いのきっかけ作りにご利用頂ければなと思っております。
ご参加頂いた皆様ありがとうございました。 今回参加出来なかったオーナー様も、次回は是非足を運んで頂ければと思います。 今後とも宜しくお願い致します。