スペース倶楽部vol.181 (2021/6)
★★★コロナ禍の一年・事業用物件の動き★★★
世の中がコロナ禍と言われるようになってから一年が経ちました。経済を構成する基本要素である「ヒト・モノ・カネ」のうち、一番大切な「ヒトとの接触を減らす」ことが必要な世の中となり、飲食業界を筆頭に、事業用物件のテナント様が大変な状況・ご苦労の中におかれているのをつぶさに見てまいりました。
オーナーの皆様には、テナント様の事業継続のために様々ご協力いただいたことも多くあり、テナント様共々感謝御礼申し上げます。
このような状況の中で、残念ながら撤退なさったテナント様もいらっしゃいましたが、逆にここをチャンスと捉え、出店を積極的に検討・新規出店に乗り出した事業者も想像以上に多くいらっしゃいました。
そのような事業者の方々にお話しを伺いますと、皆様そろって「平常時よりも安く借りられる」「店舗は場所ありきなので、押さえやすい今こそ動きたい」といったことをおっしゃられました。
従来通りの店舗運営では今後の「ウィズコロナ」の世の中に対応しきれないことも見越したうえで、独自のアイディアを持って勝負すべく準備をしていた、とのことでした。
店舗運営をする事業者側が時代の状況に則した変化をすることは必然ですので、これからの世の中には今まで考えられなかったような業種業態が出てくるであろうことが予想されます。
そのような流れの中でオーナーの皆様においては、単に「いままで前例がない」といった理由でお話をお断りになるのではなく、そのような業種業態が発生した背景までご理解いただいた上でご判断いただけますよう、お願いいたします。
いままでの「正解」がそうではないかも知れない中で、賃貸事業の舵取りにおいてはご不安な部分も多々あろうかと思いますが、そこは我々管理会社が全力でサポートいたしますので、既に変わってしまった世の中を、柔軟な姿勢をもって対応していっていただければと思います。
株式会社スペース