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スペース倶楽部vol.180(2021/5)

スペース倶楽部vol.180(2021/5)

★★★ペット可物件へのQ&A★★★

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昨今のペットブームの影響から、オーナー様より募集条件の一つとしてペット飼育に関するご相談をお受けすることが多くなりました。 そこで、ペット可へ募集条件を変更するにあたり、その注意点を皆様にご紹介させていただきます。

Q.空室対策の一つとして、募集の際ペット可にしようと思うが、何か問題はありますか?

ペット可にすることにより募集の幅が広がるため、早期申込につながる可能性はありますが、いきなりペット可物件にすることでトラブルにつながる恐れもあるため注意が必要です。
既存入居者がいる建物の場合は、トラブルを避けるためにも事前にペット可にすることについて合意をとる必要があると考えます。 既存入居者は「ペット不可」物件として認識しているため、突然ペット可にすることで、以下のようなクレーム発生が想定されます。
・ペットの鳴き声がうるさい
・糞尿のにおいがして臭い
・アレルギーが発症して生活に支障が出た
場合によってはアレルギー発症による通院費や居住できなくなったことによる引越し費用、精神的苦痛による損害賠償請求をされることもあり得ますので、既存入居者の合意なしにペット可条件に変更することはリスクが大きいと感じます。

Q.ペット可へ募集条件を変更するための事前対策はありますか?

以下のような対策が考えられます。
・既存入居者へペット可物件にすることについてアンケートをとる
・(既存入居者の意見、意向を基に)ペット飼育にあたりルールを作成する
・既存入居者とペット可物件にすることの同意について覚書を交わす
上記のような準備や対策をとることで、ペット関連のトラブルはほぼ回避できるものと考えます。
再募集の際にペット可への条件変更をお考えの時は、ぜひご参考いただけますと幸いです。

株式会社スペース