スペース倶楽部vol.142(2018/02)
今月は「2018年(戊戌)年頭所感」についてご案内致します。
★★★2018年(戊戌)年頭所感★★★
~新年明けましておめでとうございます~
昨今盛んに取り上げられる話題に「認知症」があります。今後高齢者の四人に一人が「認知症」になるとの予測もあります。
「認知症」を発症すると困ることは、財産管理上①賃貸物件の契約行為・売却行為ができなくなる。②預貯金の引き出しができなくなることです。そのために元気なうちに財産管理の方向性を決めておくことが、最も重要になります。そこで弊社では、関連する専門家集団(司法書士・税理士・弁護士・金融機関・保険代理店等)とチームを組成しワンストップで【家族信託(民事信託)】に積極的に取り組んでいます。【家族信託】は、年齢を重ね「認知症」などで意志判断が難しくなった場合の不動産の管理・承継の報告性を、あらかじめ決めておくことができます。
【家族信託】とは老後や相続にそなえて、信頼できる家族に財産管理を託すことです。【家族信託】は成年後見制度と違い財産管理・処分など積極的かつ柔軟な財産管理ができるので、資産の組み換えや運用なども可能となります。つまり「認知症」になる前に【家族信託】をしておけば「認知症」発症後でも、安心した財産管理と相続発生ギリギリまでの相続対策が可能です。
私自身も昨年一般社団法人家族信託普及協会認定の【家族信託コーディネーター】研修の全過程を修了し【家族信託コーディネーター】として認定を取得しております。尚私事ですが今年92歳になる母親の【家族信託】を私をコーディネーターに兄弟親族で取り組みを行っているところです。また弊社には私をはじめ5名のコーディネーターがおりますのでお気軽にご相談くださいますようお願い申し上げます。
本年が皆様にとりましてかけがえのない年になりますことを衷心より祈念申し上げ、
新年のご挨拶とさせていただきます。
株式会社スペース 取締役社長 高山義章