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スペース倶楽部vol.140(2017/12)

スペース倶楽部vol.140(2017/12)

今月は「結露対策」についてご案内致します。

スペース倶楽部vol.140.pdf

★★★結露対策★★★

寒い冬の朝、暖房のきいた部屋でふと窓を見ると、水滴でびっしょり…。どちらのご家庭でも目にすることだと思います。
カーテンが汚れてしまうだけでなく、カビの発生、壁や建材などを傷める原因にもなるのが、『結露』です。何とか発生を防ぎたいものです。

そもそも結露が起こる理由は、暖かくて湿った空気が冷やされると、水滴が発生します。もともと空気中には、水蒸気として水分が含まれています。含むことのできる水蒸気の量は、温度が高いほど多く、温度が低いほど少なくなります。そして、水蒸気をたくさん含んだ暖かい空気が冷えると、 空気中の水蒸気量が飽和状態をこえるため、余分な水蒸気は液体へと変化します。空気は温度が低いと、含有できる水分の量が少なくなるため、温度差分の水が溢れ出て窓に付着する仕組みです。冬は空気の乾燥に悩まされますが、結露防止のためには、窓際だけでもなるべく除湿したいものです。石油ストーブやファンヒーターなど、燃焼系の暖房器具は、意外と水蒸気を発生させるため、エアコンやパネルヒーターなど、非燃焼系の暖房器具を取り入れるのも対策の一つです。

最近の住宅は壁・床・天井の断熱性能が高まる一方で窓(ガラス+サッシ)の防露対策が弱い場合が多く、気密性の高さと相まって窓ガラスに結露することがよくあります。
窓(ガラス+サッシ)の防露対策としては次の3種類の改良工事が効果的です。
① サッシの内側に内窓を取付ける
② サッシのガラスを真空ガラスに取り替える
③ サッシのガラスを複層(ペア)ガラスに取り替える

防露、断熱、遮熱、防音、UVカットなど性能と効果、費用はそれぞれ異なりますのでご家庭のご事情によりご検討下さい。
ついに、本格的な寒さが到来しました。ご健康には、くれぐれもお気を付けください。