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スペース倶楽部vol.139(2017/11)

スペース倶楽部vol.139(2017/11)

今月は「定期的な排水管洗浄が必要です」についてご案内致します。

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★★★定期的な排水管洗浄が必要です★★★

誰でも何気なく利用している排水・下水設備ですが、水漏れやつまりトラブルが発生しないように予防策が必要です。家賃を払って住んでいる借主(入居者)
は普通に使えて当たり前であるという認識のため、故障が発生した時には大事になります。トイレをはじめキッチン(台所)・お風呂場(浴槽)・洗面所・洗濯排水など様々な個所に排水口があり、下水や排水部分でつまりが起こると悪臭に加え、排水が逆流・侵入して室内が非衛生な状態になり、上階から階下へ水漏れ被害を与えてしまった時には、オーナー様は大きな出費を被る場合もあります。

通常、排水トラブルの原因は使用した水やお湯の中にあるさまざまな混入物(キッチン・台所での洗い物の油や残飯、洗面やお風呂の排水への髪の毛や石鹸、湯垢等)が含まれているので、その水質は極めて複雑です。これらの混入物は、その排水設備が適正に設計・施工されていたとしても、借主(入居者)の不注意、設備の劣化、清掃の不徹底などによって、機器や排水管内に停滞・沈殿・蓄積あるいは付着し、人間でいうと血管にプラーク(歯垢のようなもの)が溜まった状態と同じことになります。排水機能が正常に働かなくなり、有効流水断面積を減少させ、排水不良・管閉塞トラブルが生じます。

これらを防止するには、定期的に洗浄して予防することが必要です。専門家の意見は排水管高圧洗浄(ホースの先端に取り付けられたノズルから噴射する高速噴流により、排水管内付着・堆積物等を除去する方法。)を2年~3年毎、曲りの多い排水経路は毎年行うことが必要とのことです。但し、築25年~30年を超える建物で排水管に鉄製の管を使用しているものは、高圧洗浄により腐食部分を除去する時に穴が開いてしまうことがありますので、専門家の入念な事前調査が必要です。状況によっては排水管の取り換えが必要な場合もあります。

自分のマイホームであれば、こまめに排水管用薬剤や簡易洗浄機器を使われると思いますが、ほとんどの借主(入居者)はそこまでは行っていただけません。結果汚れが蓄積され、つまりが発生します。定期的な排水管高圧洗浄をお勧めします。適宜担当者より、ご案内致しますので、ご検討いただきますよう願い致します。