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社長の言葉 2019年8月26日(月)

社長の言葉 2019年8月26日(月)

先週65歳の誕生日を迎え、年金をいただく歳となりました。人生には三つの坂があり、「上り坂」、「下り坂」、「まさか」という、良いことばかりや悪いことばかりは両方とも続かなければ、はたまた、思いもよらぬ「まさか」というものも起きてしまう、それが人生である。
中国の故事成語で「人間万事塞翁が馬」という言葉がある。ある村に息子と父親の二人の家族の元に大事に育てていた馬がいたが、ある時その馬が逃げ出してしまった。二人は絶望感に苛まれ、村人たちも同情するほどだった。いつしか時は流れ、なんとその馬が名馬を連れて戻ってきた。二人はそれまでどん底に突き落とされていたが、その馬たちが戻ってきたことにより、大きな幸福を手にすることが出来た。息子がその名馬に乗ることとなったが、なんとその名馬から落馬し足を骨折してしまった。
またも不幸が訪れたかに見えたが、ほどなくして村に戦争が起こった。五体満足の若者は皆戦争に駆り出されたが、骨折していた息子は戦争に行くことはなく、その戦争が終わったころには、戦争に出た若者全員が戦死してしまった。
人生でまさかと思う不幸なことがあったとしても、時間が経ち振り返った時、それもいい思い出になっていることも多く、人にとってその出来事の時にどう思うかは皆それぞれですが、結果というのは後でどうなるかはわからないものだということを思い起こさせてくれる話です。私もまだまだ人間力が足りず、今後も様々なことを身に着けていかなければいけませんが、これらのことを踏まえ自身の人生を歩んでいきたいと思います。