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2012年 新年御挨拶

旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました。
例年なら「明けましておめでとうございます」とご挨拶する所なのですが、昨年3月の東日本大震災の甚大な被害、多くの犠牲となられた方々、また復旧・復興もままならない現実を考えますと、中々おめでとうとは言いにくいものがございます。

この様に昨年の我国の最大の事件は、思いもよらぬ大震災と正に余計な原発事故の発生でした。更に台風被害も多発し、我達の足元には多くの危機があること、私たちはその中で生きてゆかねば成らぬという覚悟みたいなものをまざまざと実感させられました。さらに急激な円高の進行も輸出産業を苦しめました。そんな中でも「なでしこジャパン」の大活躍という明るいニュースもございました。国外ではアラブの春が進みましたが、ヨーロッパの財政危機問題が各国で明らかとなり、いまだ解決の方向には向かっておりません。
その意味では昨年は大変に先の見えにくい一年となりましたが、この状況はこれからも暫く続かざるを得ないものと考えております。その場合必要なのはやはり、基本に忠実に毎日の仕事を確実に成し遂げてゆくという事であろうと思います。弊社社員一同もこの様な気持ちでこの一年、各自の職務に精一杯尽力致します。

さて、未曾有の大震災では、過酷な状況の中での被災者の冷静な対応、原発事故対応に当る方々の献身的な努力、危機の中でもパニックを起さない国民の行動等が世界を驚かせ、広く賞賛の的となりました。特に昨年は欧米やアラブ諸国で略奪を伴う騒動が多発したこともあり、日本の素晴らしい面が世界に知れ渡りました。そして私たちの中でも絆や助け合い、連帯という言葉が多く使われ、また家族や友人、同僚、近所の方との関係を大切にする動きが高まりました。そこで思い起こされるのは西郷隆盛のことです。
上野の山で東京を見下ろしている西郷さんは、明治維新の江戸を破壊から救った立て役者でした。また、広い視野を持ったと私心の無い人物として多くの人に尊敬されています。最後は非業の死を遂げましたが「敬天愛人」つまり「天を敬い人を愛しむ」という言葉に代表される精神は今も脈々と続いております。西郷南洲遺訓にある「人を相手にせず天を相手とせよ。天を相手にして己をつくし人をとがめず、わが誠の足らざるをたずぬべし」という言葉はとても有名です。
ここで言う人とは、自分の事ばかり考えて私利私欲を大事にする人間という事でしょう。天とは誠の真実ということかと思います。つまり、つまらぬ輩に迎合してあくせくするのではなく、「真実の誠をいつも想いなさい。そして自分の務めを一生懸命果たし、他人のせいにするのではなく、常に我が身を振り返り正しく行動しなさい。」というのがこの言葉の意味かと思います。これは今回の震災に現れた日本人の誇り高い行動とも繋がるものでもあり、広く私たちが自宅で会社で、また親兄弟・友人の付き合いで基本にすべき言葉ではないかと思います。新年に当り西郷さんのこの言葉を今一度、皆でかみ締めてみたいと思っております。最後に、オーナー様皆様とそのご家族のご健勝とご多幸、弊社の益々の発展、今年が良い年であることを祈念し、新年の挨拶にさせていただきます。有難うございました。


2012年1月
株式会社スペース 取締役社長
 高山義章


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