スペース倶楽部

スペース倶楽部vol.78(2012/10)

今月は「単身者の部屋探しで、今後注目されるのは?」についてご案内致します。

スペース倶楽部vol.78

★★★単身者の部屋探しで、今後注目されるのは?★★★

大手賃貸住宅情報提供会社(アットホーム)が首都圏で一人暮らしをしている18歳から29歳の学生・社会人を対象に実施した「一人暮らしの実状と部屋探しについて」のアンケート結果(2011年9月実施)によると、平均家賃は学生5.87万円、社会人6.49万円で、共に前回調査(2010年9月実施)よりも下落しました。景気低迷が続く中で、学生への仕送り額や社会人の収入が減少し、少しでも家賃を軽減したいと考える入居者の姿が浮き彫りとなりました。一方、今後の部屋探しでは、賃料や間取り・広さなどの基本条件に加えて、防音(遮音)性能やセキュリティを重視する傾向が見られました。今後の賃貸住宅経営のヒントが満載のアンケート結果をお伝えします。  

◎利便性の向上と周辺環境情報の提供が求められる結果に!!

まず、部屋探しで重視する立地を聞いたところ、学校や勤務先、スーパーマーケットを抑えて「最寄駅」からの近さと答える人が最も多く見られました。駅から自宅までの許容所要時間は、学生・社会人ともに6分から10分以内が半数近くを占めており、駅近物件を重視する人が多いことがわかりました。特に学生は、前年調査時よりも駅近物件を求める傾向が高まっているようです。さらに物件の基本情報以外で「あって良かった」情報として、学生の40%、社会人の37.5%が「街の周辺環境情報」を挙げており、女性の場合は「治安のよさ」を重視する傾向が見られました。 *弊社はこのようなことから、入居率を上げるために、物件の基本情報だけてなく、生活シーンをイメージできる周辺環境情報なども積極的に提供すべき情報だと考えております。  

◎入居時の不安を解消する、他の入居者情報とセキュリティ

学生、社会人が部屋を探す際に“なくて不便だ”と感じた情報では、家賃相場以外に「他の入居者や周辺住民の情報(性別、年齢等)」が30%以上を占めました。多くの学生、社会人が入居後の人間関係について気にしている点が伺えます。この傾向は、特に女性に強く表れています。個人情報保護法に抵触しない、差し障りが無い範囲で開示するのも一考かもしれません。また、今後部屋を探す時に重視する項目では、現在の部屋探しで重視した項目と比べて大幅にアップしているのが「セキュリティ」です。これも学生、社会人の女性の間で重視度がアップしています。セキュリティ強化のための設備(オートロック・監視カメラ・モニター付インターホン等)をアピールすることは、益々重要になってきております。  

◎住んでみてわかる「防音(遮音)」や「収納スペース」の重要性

部屋を探す際に重視する項目では、「家賃」「間取り・広さ」の次に「設備」となりました。設備で今後重視するものとして「防音(遮音)」が現在の部屋探しの時よりも重要度が上がっています。特に学生では、現在では10%以下だったのに対し、今後では設備の中で5位(27.3%)にランクインしています。また「収納スペース(幅180m程度)」も学生では重視率がほぼ倍増、社会人でも12.8%増と大幅にアップしました。これは、一人暮らしをした経験の中で、快適に暮らすことの大切さを実感し、重視する項目が「防音(遮音)」や「収納スペース」という基本的な設備へとシフトしたことが伺えます。今後、現在の物件のリフォームを検討する場合は、防音性能や収納スペースについても、十分に配慮をしたほうが良いでしょう。 *弊社では、このように定期的に発表されるアンケート結果からの情報を参考にし、入替時のリフォーム提案を積極的に行い、入居率アップに繋げたいと考えております。

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