スペース倶楽部

スペース倶楽部vol.79(2012/11)

今月は「退室理由から考える”空室対策”」についてご案内致します。

スペース倶楽部vol.79

★★★退室理由から考える「空室対策」!!★★★

 

1.「引っ越したい」と思う理由とは?

賃貸経営成功のポイントは、長期入居です。そのためには、もし入居者が今の部屋に不満があって引っ越したのなら、その理由を謙虚に受け止め、改善策を練る必要があるでしょう。入居者のニーズはよく話題になるものの、不満を聞く機会は意外と少ないものです。では、早速HOME‘S調査の「引っ越したい!みんなの『リアルな理由』ランキング」の上位5位をご紹介致します。 第1位「狭い」、第2位「環境が悪い」、第3位「設備が古い・不満」、第4位「近隣トラブル」、第5位「夢を叶えたい」となっています。まず、第2位の「環境が悪い」について。具体的理由は、虫が多い、暑い、寒い、ハトが居座った、桜のみえる場所に住みたい、など様々です。また第6位の「騒音問題」(例:隣人が大音量で音楽を聞く)、第9位「日当たりが悪い」など『生活環境』に関する不満が上位を占めています。逆に環境が良ければ、それはアピールポイントになるということです。例えば最近話題のスカイツリーが見える部屋なども、アピール度は高いようです。その他注目したいのは、第12位「住まいの老朽化」。築年数が古い物件は、耐震性も含め、大規模リフォームやリノベーションが必要になります。  

2.「狭い部屋」を解消する秘策はあるのか?

第1位の不満が「狭い」でした。“子ども部屋がほしい“といったファミリー層のニーズに対応するのは難しいですが、”CDを片付ける場所がない“、”趣味のモノが飾れない“などといった理由は、収納量の問題でもあります。部屋を探す際、収納の広さをチェックする人も多いはずです。最近の新築物件では、ウォークイン・クローゼットの人気が高いです。そこで、収納についての解決策を考えてみましょう。スペースを広げなくても収納量を増やす方策としては、下駄箱を、棚板が可変のもの、ブーツなども収納できる高さのあるものに。押し入れなども、棚板が可変のものにする、という手も考えられます。また、敷地内にスペースがあれば、入居者専用の物置を設置するのも有効な手段です。また、部屋数を減らして、一部屋を大きくするという方法もあります。例えば、2DKなら思い切って1LDKにリノベーションし、部屋と部屋の間仕切りをなくしたり、光を通す樹脂ガラスのスライドスクリーンで仕切ると、部屋が明るくなり広く感じられます。その他、水廻りスペースの不満として、”外置き洗濯機が嫌だ“という理由もありました。その他バス、トイレ、洗面台の3点ユニットが狭いというのもよく聞く話です。バス・トイレを別にしたり、洗面化粧台を独立させることも、間取りによっては決して不可能ではありません。水廻りのスペースの不満は入居者(特に女性)にとっては不人気となりやすいので、解消できるものである場合は検討をお願い致します。  

3.最近の設備投資にはどのようなものがあるか?

第3位の「設備が古い・不満」の詳細を見てみると“築40年の物件なのでカビに悩まされている”“シャワーの水圧が足りない”“築35年で和式トイレ”“風呂釜がバランス釜で着火が怖い”といった、老朽化が原因のものが多く見られました。 設備投資といっても様々なものがありますが、やはり一番古さを感じさせるのが「水廻り」です。思い切ってキッチンセットを変えると、かなり部屋の印象は変わってきます。ユニットバスの交換は大掛かりですが、今は上から塗料を塗ったり、クリーニングすることで、新品同様によみがえらせることも可能です。部分的には、鏡、シャワーヘッドを交換するのも良いでしょう。トイレは、後付けできる温水便座がありますし、衛生上も洗浄ノズルだけを数千円で交換できる機種もありますのでおすすめです。その他、セキュリティ向上には、モニター付きインターホンも簡単に取り付けることができます。これだけで、物件のグレードがアップした印象を与える事ができます。

pagetop